カラクイの交換・削り方

三線にささったまま折れたカラクイどうしたらいい?新しいカラクイはそのままじゃ使えないの?
そんなカラクイの交換・削り方をご紹介します。


折れてしまったカラクイを取り除く

はじめに、折れてしまったカラクイを取り除きます。

ケース1) 根元から折れたカラクイ

根元から折れたカラクイのイラスト

三線の際でカラクイが折れてしまった場合は、
先の細いラジオペンチを使用します。
糸蔵(いとぐら)[チルダマイ]にラジオペンチの先端を差込み、折れたカラクイを挟みます。そして棹をキズつけないようにゆっくりと回しながら抜きます。

ケース2) 先端が折れたカラクイ

カラクイが刺さったまま、その先端部分だけが折れてしまった場合は、
全体が硬く丈夫で細長いもの(精密ドライバーなど)とハンマーを使います。

刺さったまま折れたカラクイのイラスト

このようになってしまったら・・・

このような状態で折れてしまった場合は、ペンチなどで挟める部分がないため
反対側の穴から押し出す方法をとります。


折れた部分を押し出す

反対側の穴から精密ドライバーを差込み、折れたカラクイの先端に押し当てます。
このとき使用するドライバーはカラクイにささりにくい「プラス」のドライバーが良いでしょう。(できれば平らな面で押し出すのが理想です。)
そして精密ドライバーをハンマーなどでゆっくり叩いて押し出します。
棹をキズつけないように気をつけながら行ってください。

※ここでは精密ドライバーを使う方法をご紹介しましたが、硬く丈夫で細いものがあればそれをお使いください。

ケース3) 厄介な折れ方をしたカラクイ

どちらの方法でも取り出すことができそうもない常態で折れてしまったカラクイは、
取り除く際に棹をキズ付けてしまう可能性があります。
無理をせず三線店へ持ち込み修理依頼をすることをオススメします。
 


カラクイの削り方

カラクイは、三線の穴に合わせ削りだしが必要です。
三線の穴のサイズは規格がないためそれぞれ異なります。お持ちの三線に合わせ、自分で削り調整していきます。

新しいカラクイと削った後のカラクイ

購入したままのカラクイより
ひとまわり細くなるイメージ

1) カラクイを削る

カラクイ先端のサイズ

先端の直径は、約3mm、根元はご自分の三線の穴のサイズに合わせます。
根元から先端に向けて直線で真っ直ぐになるように削っていきます。

  • 先端の直径は約3mm
  • 根元の直径は三線の穴のサイズに合わせる
  • 根元から先端に向けて直線で真っ直ぐ
 

2) カラクイの削り方

カラクイを削る方法は、ヤスリで削る方法とナイフで削る方法などがありますが、
ここでは、棒ヤスリを使って削る方法をご紹介します。

カラクイを削る図

カラクイを台の上などで安定させ、棒ヤスリをなるべく平行に近い角度であてます。
カラクイの根元から先端に向けて押すように削ります。

カラクイは回しながら作業し、均等に削れるようにしましょう。

先端部分は削れやすいので、先端に向かって弱くなるように棒ヤスりにかける力の加減をするとよいでしょう。
(鉛筆の芯のように尖ってしまわないように気をつけましょう。)


カラクイを削る良い例の写真

棒ヤスリの面をきちんとカラクイに押し当て、角度は鋭角にします。


カラクイを削る悪い例の写真

カラクイと棒ヤスリの角度が直角に近くなると、一部分が削れることになりデコボコになる原因となります。


カラクイ削りあがりよい例、悪い例の写真

カラクイの中心から左右均等に削ることができたらOKです。(写真左)

カラクイを回しながら均等に削らないと曲がってしまいます。(写真中央)

カラクイと棒やすりを直角に交差させて削ると一部分が削れすぎてデコボコになってしまいます。(写真右)


穴を開ける位置

3) チル[絃]を通す穴を空ける

穴を開ける位置は、糸蔵[チルダマイ]の左右中央付近3分の1の範囲内であれば良いでしょう。
1mmから1.2mmのドリルで穴をあけましょう。

※ちんだみ三線店で販売するカラクイは、
あらかじめ穴を開けてお渡ししています。

 


新しいカラクイを取り付ける

新しいカラクイを取り付け、チル[絃]を巻いて完成。

 
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